コヤシゲ待機しながら「オルタネート」読了

 

11月29日(日) 朝起きると

NEWS 加藤シゲアキ 小山慶一郎 コロナ陽性

という見出しが、スマホの画面に表示されていた。

 

さすがに二度見した。

 

だって2人ともとても気を遣って

感染予防していたのを

私たちファンは知っていたから。

 

STORYを私たちに届けるために

歌割りもダンスのフォーメーションも

考え直して練り直して

合間合間に他の仕事もこなしながら

彼らはきっと頑張っていたんだろう。

 

だけど楽しそうだったんだ。

 

3人が3人とも

とてもとても

楽しそうで声も弾んでいた。

 

だからこそ今回のことは

悔しくてたまらない。

 

STORYはやむなく中止となってしまった。

 

配信の日にもう復帰していたとしても、

手直しや改善、

そのためのリハーサルの時間はない、と

判断したんだろう。

 

延期でいいのに、と思ったけど

きっと中止の判断は事務所だけでなく、

3人が下した決断だろうと思う。

 

2020年に

四部作の最後を飾って終えるはずが

こんなことになってしまった。

 

これがコロナなんだ。

 

私たちから何もかも奪い取る。

 

感染のニュースが入ってから

3人とも何の音沙汰もない。

 

だから熱が下がったのか、

今はどういう状況なのか、何もわからない。

 

だから待つしかないのだ。

 

どうか神様

私たちのコヤシゲを

無事に私たちの元に帰して欲しい。

 

味覚や嗅覚

歌う声も話す声も

何一つ奪わずに

私たちの元に帰してほしい。

 

 

後遺症の話やずっと続く症状の話

そんなことばかり聞かされると

不安で仕方ない。

 

今日でなんのお知らせのないまま一週間。

 

待つことの一環として

「オルタネート」

を読むことにした。

 

今現実の私の家は夫の父の意向により

屋根と雨樋の修繕に取り掛かっている。

 

故にうちにいるとうるさい。

 

車も邪魔なので

朝職人さんがやってくると

そのまま車に乗って出かけるのが日課になっている。

 

あまり人の来ないコンビニの駐車場に車を停め、

「オルタネート」を読み始めた。

 

 

 

 

…少しにするつもりだったの、本当に。

 

作家さんはあんまり

簡単に読まれるとちょっとショック、って

前にラジオで言っていたから。

 

だけど結局半分くらいまで読んでしまった。

 

しかもかなりの短時間で。

 

ごめん、シゲちゃん、

私に少しは無理だった。

 

これでも全部読まないように心がけたの。

 

だから半分で我慢したから、

むしろ褒めてほしい笑

 

結局次の日

職人さんが来なかったので、

うちで読んでしまった。

 

結局我慢はできない。

 

シゲアキさんの文章は

私の中でとても馴染む文章なのだ。

 

意味が掴みきれなくて

もう一度読む、ということが全くないので

とても早く読めてしまうし、

先が知りたくなるから仕方ない。

 

恋(とは書いてないけど)をすると

胸の奥が痺れる、とか。

 

ウィークエンドシトロンが、

週末に大切な人と食べるためのレモンケーキ、とか。

 

三浦くんの告白の場面、とか。

 

凪津の電車の中で

彼の腕に額をつけるシーン、とか。

 

尚志の深羽のパイプオルガンの音色で

落ち着く話、とか。

 

キュンキュンする場面はたくさんある。

 

だけど。

 

私が印象に残っているのは

尚志のおばあちゃんと弟の会話、

凪津のお母さんの事情、

蓉のお父さんとお母さんの気持ち。

 

きっと尚志のおばあちゃんは

孫のことを不憫だと思っている。

それが伝わるから

尚志も弟くんもちょっと遠慮があるんだろう。

 

お母さんが早く亡くなることは

やはり子供にとってもその周囲の人々にとってもとても心が痛む出来事だと思う。

 

凪津のお母さんは

きっと若い時から綺麗で可愛らしい人。

凪津のお父さんだってきっと素敵な人だったんだろう。

例え別れても凪津のことを

手放さなかったお母さんは

シンママとしての覚悟はあまりないにせよ、

自分が凪津を育てて行く気持ちは

ちゃんと持ってる。

それがまだ凪津に伝わらないだけ。

どこかで誰かいい人がいないか探しているのは

ずっとモテてきた人にはありがちなことだ。

だけど最後にはきちんと向き合えるだけ

お互いを見ることができるようになっていて、

きっと凪津はいい女になるだろうと思う。

 

蓉のお母さんは

自分が蓉にとっていい母ではないことを

ずっと後ろめたく思っている。

そしてお父さんが

たった一度だけお店を休んだことを

お母さんが後悔してるんだと思う。

お父さんが蓉のことを心から可愛くて

だけど料理人として

曲げられないものを持っていることを知っているお母さんは

自分が熱が出た蓉をちゃんと見てやれなくて、

しかもお父さんに

風邪をうつしてしまったことを

ずっと後悔しているんだろう。

そして女将としての仕事が大好きな人。

きっと蓉の両親としてではなくて

「新居見」の主人と女将であることを

二人が選んだことに

夫婦ともに満足はしていても

いつも蓉には

申し訳なく思っている。

だけどそんな蓉が料理人になることで

二人は報われる気がするのだ。

 

どうしてこうも親目線でしかみられなくなったのか。

 

本当はちゃんと青春している目線で見たかったんだけど。

 

ただひとつだけ。

 

ジブリの「耳をすませば

という映画で

ヴァイオリン職人になる聖司くんと雫が

「いつか結婚しよう」

「私もそうなればいいな、と思ってた」

という会話があるのだけれど、

あの二人は多分別れる。

 

だけど

蓉と三浦くんは生涯一緒にいるような気がする。

 

そんなふうに思わせてくれるなんて。

 

小説というのは

切り取ったところだけで終わるものだけど、

この先のことも

ちゃんと考えたくなるお話を

自担が書いてくれるなんて

私たちファンは何て幸せなんだろう。

 

何故シゲちゃんの後に

ジャニーズの中から小説家が出ないのか

それは

大体彼の小説を読むと

これ以上のものを書けない事実に

打ちのめされるから。

 

戸塚くんみたいに

文章を書ける人はいるけど、

こんな小説は書けない、と

あきらめるんだと思う。

 

仕方ないよね。

 

本が好きな人は自分の限界を知っているからね。

 

それにしても、

まだずっと何の音沙汰もなくて

寂しくて不安だけど、

是非この際だから

感想でもラジオに送ってみるかな。

 

一日も早く

小山さんとシゲちゃんが元気で戻って、

増田さんと3人で

楽しそうな様子を見られるように

祈ってます💚💛💜

 

頑張れ、NEWS‼️‼️‼️

 

愛してるよ💕💕💕